身体のツボのお話し🦶①

よく肩こりのツボとか頭痛のツボというように、体の不調に対してツボを押すといいよ！というようなお話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

◯そもそも、ツボってなに！？ということですが、ツボとは東洋医学の「気」の概念に基づくものなんです。

東洋医学では、『気』とは生命エネルギーそのもので、目に見えませんが、体を構成して、生命活動を維持する重要な働きがあります。

健康とは、気が正常に生み出されており、体内を規則正しく巡っている状態のことです。

そんな中、気が不足したり滞ったり、逆行したりと、気のバランスが崩れると病気になるのです。「病は気から」とは、このことからやってきた言葉なんです🙄

◯『気』は、体内に張り巡らされている【経絡（けいろ）】を通って、臓腑や筋肉、皮膚に働きかけます。経絡には気の出入り口である【経穴（けいけつ）】があり、これがいわゆるツボです！

ツボは経絡に沿って、全身に存在しています。ツボ（経穴）を刺激することで経絡を流れる気を調整でき、気の流れがスムーズになると経絡とつながる臓腑が活性化されて、体調が整う！という考え方ですね。

このようにツボや経絡を利用した治療法として、針や灸でツボを刺激する鍼灸、指でツボを刺激する指圧などがあります。

こんな感じの絵を見たことある人もいるのではないでしょうか？

各部位の点が【経穴】、それを繋いでいるように見えるのが【経路】です

◯身体にとって悪いものを取り除いて治そうとする『西洋医学』に対し、『東洋医学』は、自然の摂理に従って、体全体のバランスをとることで健康になれるという考えです。

病原微生物のように原因が明らかなものや、手術で治せる大きなケガなどは西洋医学が有効ですが、原因不明の症状となると、西洋医学で解明できない時もあります。

そんなとき、鍼灸などの東洋医学が大きな力を発揮すると思われます！

最近流行っていたコロナに関しても、コロナウイルスという明確な病原体に対してはワクチンや薬が効果的かと思われますが、コロナにならないように体調を整える、またはコロナになってしまった後の体力を整えるというのに対しては東洋医学が効果的なのではないでしょうか✨

では、約365あると言われている（書籍によって異なり、361〜365個くらいが目安です）ツボですが頭痛、肩こり、腰痛、痺れ、むくみと様々な効果があると言われています。

今回は、不眠の方にオススメのツボを１つ紹介します！

【失眠しつみん】と言います。

足裏の踵の中央部にある少しくぼんでいるところを押してみてください！温めても効果的です🔥

こちらは、寝つきが悪い方や深く眠れている感じが少ない方にオススメです。

ぜひ一度試してみてください🙇‍♂️